成人式当日の着付けの予約は早いところだと、一年前から予約を受け付けます。予約が遅くなって、人口の多い市町村だと希望する美容室で予約がとれなかったり、予約の時間がかなり早くなってしまうことがあります。(お客様にお聞きしたら、いい時間はもう一杯で夜中の4時前に来てくださいといわれたそうです。)また会場に近いところで着付けしてもらうのか、家の近くの美容室なら会場までどうやって移動するのか、家族の方に送迎してもらうのか、色々考えて決めるのがいいでしょう。
衿足が上がるような感じであればアップスタイルは可能です。事前に美容師さんに相談可能であれば、成人式までにカットするペースを聞いてみられたらいいと思います。ショートスタイルでもウィッグなどでボリュームをだすことは可能です。レイヤーを入れたスタイルも多いのですがつけ毛などで補ったりします。スタイリストさんと打ち合わせしていくのがおすすめです。
自分のイメージを打ち合わせのときにスタイリストさんに明確に伝える必要があります。美容室では当日、ヘアとメイクと着付けの3点が通常セットになっています。帯の結び方や帯締め、帯揚げなどの締め方、飾り方にも色々アレンジがあります。明確に伝えるのが難しいようでしたら、振袖の雑誌などを参考にして希望に近いものがあれば、写真などを見せて希望を伝えるのがいいでしょう。
振袖をお召しになる前日。振袖の準備をしていきましょう。
確認する項目は以下の4つです。
振袖や帯は和装用ハンガーにつるしておいて風を通しておいてください。畳みじわがついている場合はあて布をしてアイロンをかけておいてくださいね。
振袖の表から見えるしつけ糸は着付け前に美容室さんに振袖を持ち込む前に切っておきましょう。どこをきったらいいのか不安な方は着物を着慣れている方に相談してみるのがいいでしょう。長襦袢のしつけ糸は最近切らないでもいいといわれていますが、美容室によって切ってくださいといわれる場合もありますので事前に相談して下さい。
顔や首の汚れが振袖につかないよう長襦袢には半衿をつけておきましょう。ついている場合は汚れていないかのチェックも忘れずに。おしゃれとして振袖も伊達衿を付ける場合もあるので当日どうするかはご購入された店にお問い合わせくださいませ。
着付けをする和装小物が全部揃っているか、サイズは間違ってないか、早めにチェックしておきましょう。髪飾りのご用意も忘れずに。草履は新品のときは鼻緒が固くて当日時間がないとあわてることがあります。自然になじんでくるものなので、おろす前にお家の中で一度履きならしておきましょう。着付けするのにタオルを三枚ほど用意して下さいといわれますので、清潔なものを準備しておきましょう。
振袖の小物はチェックシートがございますのでセットとして購入された場合、レンタルされた場合でも振袖の小物がちゃんと入っているのか確認してみてください。
予約した時間の少し余裕をもって美容室に入りましょう。打ち合わせどおり、ヘア、メイクを行ってから着付けにはいります。衿がつまったトップスを着ていくとヘアメイクをしたあとに脱ぐときに折角整えたヘアなどがくずれてしまいますので、前開きの服を着ていくのがいいでしょう。当日は自分以外にも他の予約の方もいらっしゃるので希望の変更などは難しい場合もあります。事前のしっかりした打ち合わせがポイントです。
振袖や帯を汚さないよう、ヘアメイクが終わったら必ず手と腕、首回りを洗っておきましょう。振袖や帯などはお手入れに時間もお金もかかるのでできるだけ汚さないようにするのがベターです。
ハンドクリームや日焼け止めには油分が含まれているので振袖や帯につくとしみになってしまうことがあります。長く振袖を着たいのであればクリームや日焼け止めはつけないようにしましょう。また、首元の汚れがつかないようベビーパウダーを付けておくのが好ましいです。
振袖の事でわからないことや、迷っておられることなどご遠慮なく何でもご相談下さいませ。京都室町なないろやではお客様にご安心してお喜び頂けるアドバイス、ご提案を心がけております。