紗綾形について
紗綾形について
紗綾形について
古典柄の振袖には地模様があるのが多いのはご存知でしょうか。白生地の段階ではいっている織り模様のことです。その地紋で定番のものが紗綾形といいます。斜めに交差して描かれる幾何学模様のような感じですね。実はこの紗綾形には大切な意味があるんです。よーく見ると交差しているところに卍(まんじ)が見えます。卍は漢字で「万」とも書き「よろず、すべて」という仏教用語らしいです。お寺のマークにも使われてますね。これが交差してつながることで、「絶えることなく永遠に続く繁栄」を意味するといいます。この模様は神社のお守りや昔のお殿様の着物の地模様にも使われています。着物の地模様にも色々な意味があるんですね。